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語彙力増強

ポイントはスピードとリピート(とイメージ)です

私自身の体験と、英語指導を行なっての体験から得た、語彙力増強のちょっとしたコツをお話しますね。


まず、大前提として語彙力増強は短期決戦に限ります。
目安としては2ヶ月で5000語です。


始めの2ヶ月は他のものを捨てても語彙力増強に努めるくらいがいいんですよ。ホントに。
語彙力が乏しい場合、どんな学習方法を試みても一定以上の進歩は期待できません。


例文とともに覚えなければダメとかいろいろ言う人がいますが、そんなものほっときなさい。
単語と和訳の一対一でいいからとにかくインプット。
ガタガタ言わない!


それが出来れば実際の運用などはアウトプットすることで修正されていくから問題ないんです!


では、学習法について。僕なりにポイントをあげれば3つ。


それから、5000語を入れるまでは単語と日本語の1対1で構いません。やった人はわかるのですが、それでも見える英語の世界が全然違いますから。


1 スピード
2 リピート
3 イメージ

※人によっては3は省略しても構いません。

です。それぞれ個別に説明しますね。


【 1 スピード 】

皆さんも一度は単語帳を買って(学校で買わされて)単語の暗記に挑んだことがあるのでは無いでしょうか?

単語を覚える材料としては、市販の単語帳でも自分が出会った単語をまとめたノートでもいいと思うのですが、ここでは単語帳をイメージして話を進めますね。

例えば、1900語見出し語があるものだとして、
「1日10個覚えるぞ!」
決意したとしましょう。

これは最悪。

1日10個とすると、単純に毎日進めたとして190日かかります。

1月1日に始めたとして、一回りするのには7月までかかるわけです。

で、最後の10個が終わった日に1月1日の分なんて覚えていられるでしょうか?私も中学高校時代はこれで失敗しました。

で、効果的だったのが次の方法。

まず1日に学習する語は50〜300個。
1語にかける時間はせいぜい10秒。

単語を見る、意味を見る、発音する。意味も読む。
3回くらいで10秒です。

自分で決めた数をやったらその日は終了です。

※もうちょっとやった方がいいかなあという欲が出ます。
 でも、そこが我慢のしどころ。

 そのモヤモヤ感を次の日の学習にぶつけるのです。


【 2 リピート 】

次の日もやることは同じですが、前日の復習をします。

で、新しい50〜300を学習。

3日目も同じです。

1週間くらいしたらまとめて復習しましょう。

ココで注意!!

忘れてしまった単語のことは気にしないこと。

 理 由
  ↓
こうしてスピードをつけて学習しているとあることが
起きてくるので、最終的にはきちんと定着します。

慌てない、慌てない。


【 2 リピート補足 】

こうしてスピーディーに、しかも何度も見ているといつの間にか単語の意味が頭の中に入っているのに気付くでしょう。

早い人では1週間くらいでそれが訪れます。

すると、ラジオを聴いていたり、英文を読んでいる時に知っている語に「必ず」出会います。そうなってくると楽しさも倍増。英語学習が一気に加速していきます。

これが忘れることを気にしない、という理由です。

忘れることを必要以上に気にすると、何か罪悪感のようなものが心の中に残り続けます。そうなるといけません。


忘れないように、忘れないように・・・・・・・・

楽しくないですよね。
いいんです。忘れても、繰り返しているうちに絶対に定着します。(断言)


【 3 イメージ 】

スピード+リピートでドンドンと単語がインプットされますが、このイメージはインプットを強固なものにしていきます。

具体的には、単語の映像化です。

これには英英辞典を是非使って欲しいのですが、例えば「 awful 」という形容詞について考えましょう。

ひどい、恐ろしい、といった意味を持ちます。英英辞典をひくと very bad and unpleasant となっているので「悪いし不愉快」というイメージが頭に思い浮かびます。

で、身近な、これにピッタリ来るイメージを頭に思い浮かべるのです。

私の場合はawfulと言えば「紅ショウガ」。自分にピッタリ来ることがコツ。ありとあらゆる単語にこの作業をしていると、単語に出会った時に場面を頭に描くことができます。

これが大切なんです。

是非、頭に画像が浮かぶ単語を増やしていってください。

こんなことをやっていると語彙はいつの間にか増えています。

もし、イメージを浮かべるのがしんどいというのであればここはとばしても構いません。実際の英文で出会った時にイメージを作ればいいだけです。1と2をやれば問題はありません。

米Google副社長の村上さんは著書「村上式シンプル英語勉強法」の中で、「単語と出会う」という旨のことを書いてますが「出会う」というのは僕も実感していることです。

「覚えよう」とするのではなく、「こんにちは」という感じでとにかく何度も出会う。そうしているうちにいつの間にか仲良くなっている。

そんな感じで身に付くと定着も深まり、長期に渡って頭にとどまるようです。

いろいろ書きましたが言葉と言うのものは結局のところ繰り返しが大切。

毎日の勉強も「学ぶ」というよりも、出会うくらいの気持ちで取り組むのがいいんです。


下記に基礎語彙力強化という視点からオススメの英単語帳を上げておきますので参考にしてください。

《 英単語イメージハンドブック 》

大西先生がこれまでさまざまな著書に分散していた基本語彙の重要イメージを一冊にまとめた本ですね。これはスピード&リピート&イメージのうちのイメージを強く定着させる本です。常に手元において眺めているといいですよ。

《 DUO 3.0 》

発売当初から根強い人気のDuo。単語に例文を付けるのではなく、重要単語を用いて例文を作ってしまった発想の面白さに注目ですね。CDが別売りなのが玉にキズ。


《 英単語ピーナツほどおいしいものはない 銅メダルコース 》

語の繋がりを意識しながら覚えられるのでシンプルながら非常に効果的。効率的という言葉の真実がはっきりとわかる本です。


《 英単語ピーナツほどおいしいものはない 銀メダルコース 》

英単語ピーナツの中級バージョン的位置づけです。構成は銅メダルと同じです。


《 英単語ピーナツほどおいしいものはない 金メダルコース 》

こちらはピーナツ上級バージョンです。構成は銅メダル・銀メダルと同様です。


《 キクタン Basic4000 》

《 キクタン Advanced6000 》

《 キクタン Super12000 》

《 ユメタン0 中学修了~高校基礎レベル 》

《 ユメタン1 センター試験レベル 》

《 ユメタン2 国公立大2次・難関私立大レベル 》

《 ユメタン3 東大・京大レベル  》


ご存知(?)キムタツこと木村達哉先生の大人気シリーズ。CDに合わせて楽しく聞きながら語彙力を増強するという手法とその扱いやすさ継続のしやすさから多くの進学校で相次いで新規採用になってます。

レベルとしてはどちらも4種類ありますが、ユメタン0を除くと後はレベル別で結構似てるかなという感じです。つまり、ユメタン2とキクタン6000が同じくらいと考えてください。

なのでキムタツ先生の教材に興味のある人はどっちかに絞ってガシガシやればOKです。その辺で悩むよりも「ガシガシやる」方が何百倍も大切ですから。

どちらもCDがついていて、そのリズムに合わせて聞くのが学習の中心。

キクタンとユメタンの違いは・・・

1日の学習量が
キクタンは20語弱で毎日異なる単語を学ぶ
ユメタンは毎週100語を7日間繰り返し学ぶ

が、この辺の本に書いてある学習量は無視すべきでしょう。上にも書いたように1日50語〜300語で短期決戦でいくべきなのです。

キクタンは単語に対してフレーズと例文が細かについている点に対してユメタンはフレーズが主であること。

章ごとのまとめがキクタンは単語中心なのに対してユメタンは単語とフレーズ両方であること。てなわけでお好きな方をどちらでも。

僕個人は単語だけの短期決戦には「ユメタン」がはるかに向いているように思います。それとキクタンのCDのチャンツとやらは僕にはうっとおしいだけです。


《 発信型英語10000語レベル スーパーボキャブラリービルディング 》

TOEICの指導で有名な植田一三先生の単語集。10000語レベルでこれだけまとまった単語集はあまりないのでオススメなのですが、発音記号がほとんどついていないのがちょっとつらいところ。最初からこれで学習を始めるのはどうかと思いますが、5000語レベルが定着した後で取り組むと辞書を引くのもそんなに苦にならないはず。Amazonのレビューでも辛い評価が見られますが、はっきり言って他力本願以外の何ものでもありません。


《 キクタンBRITISH 》

アルクのヒアリング力完成 発音トレーニングも監修されている小川直樹先生のキクタンイギリス英語版。イギリス英語を学びたい人ならコレで決まり。CDに吹き込まれている音声がちょっとうざったいですが中身はさすがと言える濃さです。