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英会話教材サイト : 英語学習マルチ情報館 > 文法について
文法について
文法の学習は必須です!
文法なんていらない!という意見があります。
一方で
文法は必要だ!という意見もあります。
一体どちらが正しいのでしょうか?
【 1 いきなり結論 】
結論から言うとどちらも正しいと言えます。
ただ、この種の議論をする時に「言葉足らず」になっているのも事実です。
「いらない」派の人は学校で習った英文法を常に念頭において話しをしている一方で、「必要」派の人はそれ以外の文法を念頭に置いているのです。ただ、それ以外のというのは割と範囲が広いため「コレだ」と特定できない(説明できない)ケースがほとんどです。
私の考えはこうです。
「言葉を正確に伝え、受け取るためには文法は絶対必要である。」
【 2 文法に対する私の考え 】
学校英語で私たちが学んできた文法は確かに余分なことがあったり、運用については情報不足の点があることは事実です。例えば「不定詞」は英語学習者であれば名称を知っている人がほとんどでしょう。ですが、実際の「働き」について理解している人というのは案外少ないものです。
もっと言えば、不定詞というのがどういう働きをするもので、どういうニュアンスを持つものなのか、〜ingとはどう異なるのかについてきちんと理解している人は案外少ないものです。
私はやみくもに「文法なんていらない」という人に対しては一種の嫌悪感すら覚えます。経験上、そういう人は「通じれば良いんだ」という考えをもっともらしく語ります。ですが、通じる通じないを判断するのは受け取った相手です。
私の職場にも英文法に対して一方向からしか見ておらず、かなり乱暴な理論を振りかざす人がいます。
「前にハワイに行ったら文法なんか分かんなかったけど通じたよ、要はハートだよハート」
本当に通じたんでしょうか?推測してくれたかもしれないのです。
数年前にテレビでおかしな日本語を話すアメリカ人をおもしろおかしく取り上げて嘲笑するような番組があったのですが、その時笑いの的となっていたアメリカ人とどう違うのでしょうか。
文法というのは英語を正確に理解したり、自分の言いたいことを正確に伝えるのには不可欠です。
大学時代にお世話になった教授が授業でも雑談でもよく言っていた言葉です。
「留学しても文法をきちんと勉強している学生の方が上達がはるかに早い。やっぱり文法は基本だよ。」
【 3 どんな文法が必要なの? 】
英語を正確に捉えられる、正確に運用できる文法。これが必要な文法です。捉える、とは相手の言っている内容とそこに込められている気持ちまで含みます(もちろん100%は不可能ですよ。人間相手ですから)。運用は「発信」と考えても良いでしょう。
英語は日本語と異なることを案外多くの人が心の底では認めていません。どうしても訳したくなるのはその典型的な例です。
これを打破するためには「理解」と「練習」がどうしても必要になってきます。
【 4 理解のために 】
ここでは練習においては触れません。文法における練習というのはリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの方法で体にしみ込ませることを意味するので、このサイトでオススメしているEbookや簡単なものであれば「英語学習のコツ」のところでも紹介しています。
理解のためにはやはり「優れた教材」が必要です。高校時代に購入した文法書があればそれでも代用できます。学校で勧める文法書は先にも述べた通り余分な情報もあるのですが、整理されているという点ではそれなりに使えます。桐原書店のForestなんか読みやすくて良いですよね。
以下にオススメの教材を紹介します。それぞれがアマゾンの紹介ページにリンクしてあるので、他の購入者の意見なども参考にしてください。このサイトの他のページとダブって紹介しているものもあります。
《 和書その1 》
ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (会話編)
書かれた時期が比較的最近ということもあり、やはり今一番のオススメはこれです。基本文型の説明もあるので学校英語に慣れた私たちも比較的なじみやすいのもオススメの理由です。
上は文法の持つ「感覚」を捉えるのに役立ちます。会話編は実践に役立てるためのコツが書かれています。
同じ著者のものではこんなものもあります。
ハートで感じる英語塾 英語の5原則編 (語学シリーズ NHK新3か月トピック英会話)
ネイティヴの感覚がわかる英文法―読む、見る、つかむ英文法の要点64
《 和書その2 》
私の周りでも意外と持っている人が少ないのですが、中学一年生のテキストさえさっぱりだという本当の初級者を除いて、幅広いレベルで使える本です。解説と練習で構成されているので練習しながら理解できる優れものです。
Grammar in Useは実際の会話例なども載っていて、解説もわかりやすいので持っていると大変重宝します。初級、中級、上級とあり、問題集など様々な種類があるので混乱するのですが、この中級は分かりやすさと内容のバランスから見て最も優れているように思います。