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スラングあれこれ

No.34 bring home the bacon

You had better bring home the bacon.


had betterは「〜しないと大変だぞ〜」というちょっと脅迫めいた感じの
表現。baconは確かにあの「ベーコン」なのですが、


「家にベーコンを持っていく」っていったいどういう意味でしょう?

【 解説 】


bring home the baconというのは
to provide enough money to support your familyという意味です。


「家族を支えるために充分なお金を提供する」ということから
「生活費を稼ぐ」ということになります。


この表現については由来がハッキリしていません。どうやらイギリスから
起きたものであることはわかるのですが、それ以外はどれも信憑性が薄く
コレ!といった決め手はありませんでした。


自分たちは1年間円満であったと自己申告して来た夫婦を裁判にかけ、
認められた夫婦にわき腹肉のベーコン(flitch)をあげみこしに祭り上げて
街中を歩くというDunmow Flitch Trial (ダンモウわき腹肉ベーコン裁判)
が起源だという説をネット上で見かけたのですが、Oxford English Dictionary
にはもっと後になって登場したとの記述もあるようです。


ちなみに、baconをLongmanで見てみると
salted or smoked meat from the back or sides of a pig,
often served in narrow thin pieces
となっています。


「塩漬けになったり、スモークした豚の背肉か脇腹肉で薄くして
出される」です。


で、baconと言えばhamですが、こちらは
the upper part of a pig's leg, or the meat from this that has been
preserved with salt or smoke


「豚の足の太もも部分やこの部分の肉のことで、塩漬けやスモークして
保存されるもの」となっています。部位の違いが一番大きいようです。


そう言えば、小さい頃は父親がよく、クジラのベーコンをつまみにして
お酒を飲んでいました。


安かったのとクジラ好きだったので本当によく食べていましたが、今では
クジラは高級品。


あの味を懐かしく思い出します。