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スラングあれこれ

No.43  a shrink

I think he needs to talk to a shrink.


彼は誰かと話しをした方がいいと「私」は考えているようです。


今日のスラングは a shrinkの部分です。


受験英語なんかでは「縮む」という動詞でお目にかかることが
多いのではないでしょうか。


ここではa があることからも名詞であることがわかります。


さて、名詞でのshrink、いったいどんな意味でしょうか?


a shrink は「精神科医」のことです。


psychiatristが精神科医を示す正しい(?)単語ですが、ちょっと
ユーモラスに言いたい時に a head shrinker という場合があります。
個人的には割と深刻な場面でも使われるように思いますが、Longman
でもshrinkの説明としてused humorouslyという箇所がありました。


今回の例文のa shrink はa head shrinkerがさらに縮まったものですね。
例文は「彼は精神科医と話をした方がいいと思うんだ。」と
いった意味になります。


文自体はそんなに難しくありません。が、意識して欲しいなあと
思うことが1つ。


この文章ちょっとやわらかく響きません?


そうです。文頭の I think があるからです。


もしもこの文が He needs to talk to a shrink.となっていたら
「彼が精神科医と話す必要がある」というのは「事実」として
存在している感じがします。


少なくともその言葉を発している人物にとっては、ということですが
現在形というのはそういった力強さがあるんですよ。


「聞き手や読み手の視線を今に向けさせる」といった感じがビンビン。
(新聞の見出しなども現在形で書かれるのはそのためです。)


そこに I think が加わるとワンクッション置かれるために同じ現在形でも
he needs to talk to a shrinkの部分がちょっとやわらかく感じるわけ
ですね。


I think [ that ]
I suppose [ that ]
I'm afraid [ that ]


などは概ねそういうワンクッション的な機能を持っています。
場面場面においてこういうフレーズが自然に出てくるようになると
自分の英語の幅がぐっと広がる気がしますよ。いやホントに。


それからthatの有無ですが、これはつけたければつけるし、省きたければ
省きます。


というか、文に勢いが欲しければつけないと思いますし、逆ならつける。
そんなもんです。