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スラングあれこれ

No.40 deadwood

【 1. 今日のスラング 】


I don't know why Jane was never fired from this company.
She is nothing but deadwood.


どこから持ってきたのか忘れてしまいましたが、エクセルのデータに入ってました。出典を明記し忘れました。


今日のターゲットは2番目の文章です。最初の文は「ジェーンがこの会社を首にならなかった理由がわかんない。」で、後半の中のnothing butは「〜に過ぎない」。


deadwoodとは何でしょうか?

< 解説 >


deadwoodはdead wood と離して表記することもあるようです。


Longman Onlineの定義は
people or things within an organization which are no longer useful or needed


「組織内における既に役に立たないか必要でない人や物」ということですね。


ビジネスシーンであれば a totally useless employee というニュアンスで用いられるようです。


例文を見るとShe is nothing but deadwood.とあります。疑問に思った人もいるかもしれませんね。


何かというと冠詞の有無です。


She is a totally useless employee. という文なら冠詞のa が必要ですが、deadwoodの場合は不可算名詞扱いなので冠詞は用いません。


きちんと調べたわけではないのですがwoodという語を含み、定義を見てもpeople or things・・・・となっているので本来は集合名詞扱いだったのでしょう。


cut the deadwood out
「人員整理をする、不要な語句を除く」


cut away the deadwood in the civil service
「公務員の余剰人員を整理する」


といったフレーズが英和辞典でも見られるのですが、こういう場合は一般的に複数のものを切り捨てているワケです。


そうした中には社風に合わない人もいれば、
仕事が出来ない人もいるし、
単に人の言うことが聞けない、
という仕事以前の問題を抱えた人もいるでしょう。


つまり、


役に立たないといってもいろんなケースがあるわけで、思い浮かべる映像はそれぞれ異なるワケです。


特定の映像が浮かばない以上は個人に対して使っても a はつけにくい、というかネイティブの感覚ではつけようがない。


したがってそのまま使われているのだと思います。